常に現場で活動しているITコサンルタントのブログ。ITを効果的に活用できていない中小企業の経営者や情シス担当の方へ分かりやすくお伝えします。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

前回からの続きで、【情報共有のフレームワーク】の2つめの軸 についてまとめます。

ちなみに、前回の投稿はこちらから

前回、推進役を”軸”にまでなぜ格上げしたか!?というとこで終わりました。

今後、ここで書きたいと思っていますが、

推進役はそもそも、フレーワムワークで言うと、人的基盤(組織)の中に入っていました。

でも、それをあえて格上げしたわけです。

なぜか??

実は、ものすごく単純な理由からです(笑

推進役がいるプロジェクトは成功している確率が高いから!

こう言ってしまうと、なんか身も蓋もないような感じに聞こえてしまいますが、

本当なんだからしょうがない(苦笑

残念ながら、弊社でもまだこれを数値化していませんので”数字的な裏付け”をご紹介できないのですが、

少なくとも弊社、ないしは私が直接かかわらせて頂いた案件では、

成否は”推進役の有無”に大きく依存している事が分かりました。

ここで、過去の事例をご紹介しようと思います。。

年商が50億、社員数が150人ぐらいの中堅クラスの会社さん。

企業風土として、元々情報を”シェア”する事に向いている会社さんです。

従業員も若く、情報を隠し持つと言う事もあまりなく、

”社内のイントラサイト”的なものを使ったりして、すでに情報を公開・共有していて、

私から見ても、そういう”土壌”はある会社に見えました。

社内のナレッジ化についても比較的簡単にいくものと私も思っていました。
※IT系のコールを減らし、自己解決させる事が狙いでした

・・・ですが、、、

これがなかなか定着できなかったのを覚えています。

当時思い返すと、反省点というか上手く行かなかった理由を一つ上げるとすれば、

人的基盤が偏っていた

これに尽きました。

尚、一応誤解のないように書いておきますが、
この会社さん支社が10ヶ所ほどあって情シスがローラー作戦で手分けして操作説明会を実施。事前アナウンスとしてサービスを先に公開(勿論、記事等はある程度作成済み)し、社員総会にてサービス開始を広報もされていました。

情報上げていれば”イントラサイト”同様みるだろう、と。

当初はまずまずの滑り出しでした。

スケジュール、広報、レクチャー等々事前準備し計画的に実行。

そこまでは良かったのですが、そこからが・・・

担当は情シスの方だったのですが、勿論、本業との掛け持ち

”推進役”とまでは呼べない立ち位置とでも言えばよいでしょうか。

利用率の低下が見えてきた段階でお聞きすると、資料も広報も当初したっきりとの事。

スタートは良かったのに、完全に惰性で走らせている感じに。

要約すると、以下が問題だった事が分かりました。

・声が小さい(影響力が弱い)
・広報が少ない(総会の一度っきり)
・権限が明確でない(一担当としての権限で社内のパワーバランスが弱かった)
・フォローが少ない(ほぼ0だった)


これらの理由で、運用開始時は良かったものの、上手く定着が進みませんでした。

正確には、情シスに”通じている”、日常情シスのお世話になっている方々の利用はそこそこ進んだようです。

結局、担当として運用までは乗せたが、

そこから先は特に手を打っていない事が分かりました。

「運用開始してから3ヶ月、半年が一つの山ですよ!」と言っていたのですが、

日常業務の忙しさや、情シスだから担当になった、という認識がまさにこの状況を生んだと言える典型例でした。

ただ、誤解しないで頂きたいのは、

情シスではダメだ、と言っているのではありません。

やはり、これを”推進”していくという役回りを演じられる人が重要!と言う事を申し上げておきます。

まだ私自身も直接100や200の事例を見ているわけではありませんが、

関わらせて頂いた案件やご相談頂いたお客様の経過等を見聞きすると、

情シスよりは、現場部門のどなたかが推進役になる事が一番の近道だと思います。

特にナレッジを一番使う、利用する部門や部署が主管になり、キーマンとしてある一定の役職者、

ないしは一定の役割と共に後ろ盾を持たせた方。

こういう方を”推進役”に選ばれている企業は持続性が高いです。

情報共有を進められる上で参考になれば幸いです。

次回の情報共有の投稿は、3つ目の軸について書きたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございます。
スポンサーサイト

FC2blog テーマ:ITコンサルタント - ジャンル:ビジネス

【2014/10/30 16:50】 | 情報共有
トラックバック(0) |
今回は、【情報共有のフレームワーク】の2つめの軸、

推進役について考えてみたいと思います。

※前回の投稿から随分時間が空いてしまいました
前回の投稿はこちらからどうぞ

前回、1つ目の軸(最初にしておくべきものと)として”戦略”について書きましたが、

戦略の次に、この推進役は重要なポイントではないかと思っています。

情報共有は、大きく「戦略」「組織」「IT」の3つからなります。

確かにその通りなんですが、

弊社ではここに、「推進役」を加えています。

これは導入事例やご相談等の過去の経験から、比較的最近”軸へ昇格”させた項目と言った方がいいかもしれません。

情報共有が定着している企業や、上手くいっている企業は総じて、

「推進役がいる」
「推進役が引っ張っている」

こういったケースが非常に多いです。

多くの場合、プロジェクトリーダー = 推進役 なんですが、

プロジェクトとして動いて、プロジェクトリーダーが居たとしても、

失敗するケースは後を絶ちません。

ですので、この軸が”プロジェクトリーダー”になっていないのはそれが理由でもあります。

次回は、

なぜ推進役が”軸”にまで上がっているのか?

推進役が軸として必要な理由についてまとめてようと思います。

本日もお付き合いありがとうございました!

FC2blog テーマ:ITコンサルタント - ジャンル:ビジネス

【2014/10/17 17:00】 | 情報共有
トラックバック(0) |
ウチの会社でもそうなんですが、

最近の若い子たちは、とかく自分で考える!という事が弱いように思います。

勿論、若い人が全てそうだ!なんて乱暴な事を言うつもりはないのですが、

昔は、上司の背中を見て、先輩の仕事振りを見て、仕事を学んでいく!というのが当たり前だったよね!と思うのは私だけでしょうか??

まぁ、とは言っても、これは若い人に限った話しではないのかもしれませんが、

仕事を学ぶという事に関連して、最近一番驚いた質問に、

「庄山さん。根回しってどうやるんですか!?」

という質問を頂戴しました(笑)。それもお客さんから(苦笑)
(ちなみに、社会人1年生や2年生ではありません)

それには私も 「え・・・」 となりました。。

確かに根回しの仕方や、社内でも部門間交渉など、

勉強会や研修、セミナーなど。そこで学べるような機会はないと思うけど・・・。

「いや、今までそんな事してこなかったし。教えてもらってもいないですよ」だって。。

そこまで会社が面倒みてあげなきゃいけないもんかなぁ??

この案件の時には、この人とこの人に○○について1枚ものの資料で、

且つ、数字と予想される効果だけを伝えて、

ある人とある人には、××さん(部門長とか)には承諾もらった前提で、ある程度細かくプランについての説明をし、

あそことあそこの部門では利益相反になるから、事前に部長達には説明はしておいて、

当日、事業部長同席の上で、事業部全体最適になるので、

既存業務において、△△部には一定期間のご負担頂きたい、

なんて事を人と内容と順番を考えながら調整(交渉)していく。

その為には事前にある程度のコミニュケーションがある事が望ましく・・・なんて(笑

こう言う事は、正直、”見て”学ぶべきもので、教えて学ぶぶきものではない!というのが私の意見です。

それに、こう言ってはなんだが、

根回しというと表現がイヤラシ感じがするが、

仕事を回しやすくするという意味において、こういう能力は凄く重要です。

そもそも、先のような事を言う人達は総じて、人に対する関心が薄いというのが私の考えです。

つまり観察力がない。

特にIT業界の場合だと、そういう”人材”が多いというのもあるし、

経営陣、または中間層にもITに明るい人ばかりではないので、

提案、企画などの説明や交渉は一筋縄ではいかないのは分かるんですけどね。

ただ、「根回しって、どうやるんですか?」という質問はないと思います(苦笑)


ちなみに・・・

その方には、「私だったらこうやって回しますかね・・・」と解説しておきました。

残念ながらまだ稟議はおりないようですが(苦笑

FC2blog テーマ:ITコンサルタント - ジャンル:ビジネス

【2014/10/10 08:00】 | 気づき
トラックバック(0) |
先日、”飛ばされる情シス”について書きましたが、

思ってたよりもPVがあったので、少し続きを書こうと思います。

まず、そもそも”飛ばされる”という表現は、あまり適切ではありませんが、

前回そう書いてしまったので今回もその流れで書かせて頂きます。

要はビシネスの検討工程でICTサービスが絡むのに情シスが登場しない事を指していると思って下さい。

実は先日、これに似たケースに私自身遭遇しました。

私が情シスではないのですが、とあるクライアントさんで定例会議をしていたところ、

初めて聞いた案件の話しが出ました。

進捗状況が報告され、私が「何それ!?」というような顔をしていると、

「あーー、スミマセン。庄山さんにまだお話ししていませんでした。実は、顧客管理システムで○○と言うサービスを考えてまして、デモを見て、検証しているところなんですよ。今、□□と△△の件を進めて頂いていたので、この件はこっちで進めていたんですよ。」との事。

まぁ、確かに資料作りなどで忙しいので気を遣ってくれるのはありがたいし、

進められるのであれば、お客様だけで進められるのならそれはそれで良い事だ。

でも、本音を言えば”少し淋しい感じ”がしました(苦笑

ICTの検討・導入で、はぶかれているようで。

これは、言ってみれば外部の私ですら感じるのですから、

自分の会社の、自社のビジネスで、ITを生業にしている情シスからすると、

こういう事(情シス飛ばし)があったらどう感じるのでしょうかね??

危機感感じる人はまだましな方で、

検討から除外されているとか、そもそも検討工程にすら入っていない事を、

「ITのコーディネイト(選定)は我々の仕事の範疇を超えている」とか、
「保守・運用で手一杯だし、部門が決めるのなら保守だけどうなるかしっかりしていればいいや」


なんて考えだと正直危険ですね。

最近は多くの情シスの方とお会いする機会がめっきり減ってきましたが、

でも、後ろ向き(保守・運用がメイン業務だと思いこんでいる人たちを総称していいますが)な人達は、

この考えでいる限り、お給料は勿論、社内ヒエラルキーも一生低いまま。

それでいて、「ユーザーはITの事何も分かっていないからなぁ」と、

裸の王様的な感覚になっているのに気付かない哀れな人達。

企業からITはなくならないし、外部に全てを委託するのはウチの規模と予算では無理だろう!

なんて考えは早晩瓦解するでしょうね。

それだけITの進化は早く、保守・運用だけしていればいい人材は必要とされなくなるでしょうから。

最後に、こういう情シスを持っているユーザー部門の方の声をまとめます。

「ウチの情シスをITサービスの検討時点で入れたくない。あれこれ指摘して拒否から入る。ビジネスにスピード感が全くない。」
「仕方ないから稟議上、情シスは入れているが、入れなくていいなら入れたくない。あいつら業務を分かってないから”システム”という観点だけでしか見ていない。」
「相談したところで、知識がない。保守する視点だけでしか考えていない。結果、自分たちが分かる範囲での質問・疑問でメーカーを困らせているだけ。」


情シスの方、こんな事にならないようにお願いします!

SIerやベンダーから”飛ばされる”のはある程度分かります。

彼等からすると、アナタ達の存在は正直邪魔な事が多いですから。特に中小企業の場合。

ビジネス全体でのジャッジではなく、そのほとんどが、

やれガバナンスだ!ポリシー上の問題が・・・!セキュリティが・・・!

こんなことばっかり。

そりゃ、飛ばしたく(外したく)もなります。

ですが、社内から飛ばされるのとは意味合いが違います。

ITの専門家のはずなのに、社内からは戦力とみなされているどころか抵抗勢力なんですから。

皆さんの周りの情シス部門はどうですか?

極端な話しに聞こえますが、実際、こういう情シスは少なくありませんから。

FC2blog テーマ:ITコンサルタント - ジャンル:ビジネス

【2014/10/08 08:00】 | 情シス
トラックバック(0) |
最近、SIerやベンダーさんから、

なにかと”情シス”を案件にからませないでプロジェクトを立ち上げたい、

営業提案したいという話しを聞きます。

なぜか??

理由は至って簡単。

「邪魔だから(苦笑)」

なぜ邪魔か?

例えば簡単な例を上げると、

ある部門でクラウドのサービスを利用して、営業効率を上げたい、情報共有を図りたい、

などの声が、ユーザー部門から上がったとする。

自分たちでネットで調べて、どこかのクラウドサービスを探してくる。

で、実際にベンダーから説明受けて、デモ見て、

使いたい!となる。

そこで、ストッパーとなる情シスの登場である(笑)

社内規定でIT機器購入やシステム導入は情シスが申請経路上入っていると、

必ず出番があるわけです。

良く言えば、目利きとして。

悪く言えば、大魔神なみのストッパーとして。

 顧客情報が外にでるのはダメだとか!
 バックアップが絶対に担保されないからダメだとか!
 証跡が十分でないからダメだとか!


まぁ、様々な理由をつけて止めにかかるわけです。

そういう様子を見ているSIerやベンダーは、

うんざりするわけです。

とは言っても、勿論、ユーザーさんが「これいい!是非入れたい!」と思って入れても、
全く使われなくなるケースも相当数ある事は付け加えておきましょう。

話しは戻して、、

うわべの機能とSIerの口車に乗せられて、

ほいほい導入してしまう企業も考えものですが、

クラウドで少額から少人数で走らせられるプロジェクトにまで、

情シスが過度に立ちいって、

やれ、これがない!だ。
こうでなきゃ、ウチのガバナンス上マズイ!だ。
コイツらじゃ使いきれない!だ。

傍から見ていると、「あーーあ、無駄なコトしているな」とも思っちゃうわけです。

そんなこんなで、SIerやベンダーは、

”情シス”を飛ばして、直接、企画部門や営業部門、

もしくは経営者に直接売り込もうと考えるわけです。

また別の理由もあります。

それは、情シスが自社の業務をよく分かってないから、

彼らに営業しても、またどうせユーザー部門に同じ話しをしなければいけないなら、

直接ユーザー部門である企画や営業部門に直接持っていって話しをした方が早い!となるわけです。

と言う事で、もしアナタが情シスで、最近、SIerやベンダーが、

ユーザーを先に取り込んでいるのなら、”アナタの立場はよろしくない”と言えると思います。

もしくは自分の会社の情シスがどうなのか?考えてみても面白いかも!?しれませんね。

情シスなら、自分の立ち位置を考えてみる事をお勧めします。

FC2blog テーマ:ITコンサルタント - ジャンル:ビジネス

【2014/10/07 08:00】 | 情シス
トラックバック(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。